「何でですか?」
あ、嫌、いいや。
本音を言えば淋しいのです。
私の家は共働きで両親は家に居なく、お姉ちゃんはとっくに学校に行っているし風邪を引くと1人ぼっちで過ごす事になるのです。
がらんとした家の中…。
幽霊が出たらどうするんですか(汗)。
実は私は超の付く怖がりなのです。それに大のお兄ちゃんっ子。
「いいの?……じゃあ、心配だから俺、休めないけど早めに帰って来ますからね」
わーい!約束だぜ!
お兄ちゃんっ子の私は中学生にもなったのに人格を変えてまで喜ぶのでした。