友情〜その?〜

Machine  2009-09-22投稿
閲覧数[364] 良い投票[0] 悪い投票[0]

初めまして。



私はあの時まで友情という物を知らなかったのかもしれない。
小学生の頃、俺はある奴にくっついてばかりいた。そいつは低学年まで一緒に野球なんかして楽しく遊んでたんだが‥




ある日の学校の帰り道。彼は私の前を歩いていた。私が走って彼に追い付こうとすると、彼は何も言わず、後ろを振り向かずに走り始めた。初めはかけっこでもしてるのだろうと、私も走り続けた。


彼は止まろうとしない。「待って!」と叫んでも彼は無視して全力で走っていた。


それは彼が私を空気のような存在として接するようになった最初の日だった。
空気と接すると言っても、ただの無視だったのだが‥



その時、私は裏切られたと思った、裏切った彼が憎かった。

友情なんて物が信じられなくなっていた。



今思うと、彼は私とつるむのに疲れたのだろうと思う。


しかし、私は捨て切れなかった。また、あの頃のように仲良くやれることを。



中学も同じ学校で同じ部活だった


私は彼に何度も話そうとしたが、彼の無視はひたすら続き、気付けば卒業式まで続いていた。






この時の卒業式は全く泣けなかった。
確かに当時、卒業式は泣く方が恥ずかしいと思っていたし、今でもそう思う。




けど、あの日は違った。


彼の影響もあってか、私は何とも思わなかった。いや、思えなかったという方が正しいか?


無視してたのは、彼だけでほかの友達は、私ときちんと接してくれてた。



そして私は高校に行った。

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 Machine 」さんの小説

もっと見る

ノンジャンルの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ