あなたがいるだけで。?

ゆう  2009-09-23投稿
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翌日、私は学校を休んだ。

なんて弱いんだろう…私は…。

一日中、あの告白の場面を思い返して過ごした。

『好きな人がいるんです。もうずっと前から…』

大嶋くんの言葉が頭の中をぐるぐると回っている。

時には涙が溢れて止まらなかった。
反面、涙もこぼれず、ただボーッと空を眺めている時間もあった。


大嶋くんは誰を想っているのだろう…

大嶋くんも私と同じような想いをしたのだろうか…


♪♪♪
花からのメール。
『大丈夫?いつでも、話聞くからね』


花… また涙が止まらなくなってしまった。



夕方、うちの近くの公園で花と待ち合わせする。
この公園で大嶋くんとベンチに座って話したなぁ…なんて思うとまた涙が溢れてくる。

完全に涙腺がおかしくなっている。


「優!」
息を切らして花が近づいてくる。
「花…わざわざごめんね。あり…が…と…」
言い終わる前にまた涙が溢れ、ぽたぽたと地面に落ちていった。



「優!あんたはよく頑張ったよ!今まで遠くから見てただけだった優が、ちゃんと気持ちを伝えたんだよ!…よく頑張ったね」
花は私をギュッと強く抱きしめ、強い口調で、でも途中泣くのを我慢しているような声で、そう言ってくれた。

私はその後しばらくの間、花の胸で泣いた。
家にいるときの何倍も、泣いた。







続く

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