翌日、私は学校を休んだ。
なんて弱いんだろう…私は…。
一日中、あの告白の場面を思い返して過ごした。
『好きな人がいるんです。もうずっと前から…』
大嶋くんの言葉が頭の中をぐるぐると回っている。
時には涙が溢れて止まらなかった。
反面、涙もこぼれず、ただボーッと空を眺めている時間もあった。
大嶋くんは誰を想っているのだろう…
大嶋くんも私と同じような想いをしたのだろうか…
♪♪♪
花からのメール。
『大丈夫?いつでも、話聞くからね』
花… また涙が止まらなくなってしまった。
夕方、うちの近くの公園で花と待ち合わせする。
この公園で大嶋くんとベンチに座って話したなぁ…なんて思うとまた涙が溢れてくる。
完全に涙腺がおかしくなっている。
「優!」
息を切らして花が近づいてくる。
「花…わざわざごめんね。あり…が…と…」
言い終わる前にまた涙が溢れ、ぽたぽたと地面に落ちていった。
「優!あんたはよく頑張ったよ!今まで遠くから見てただけだった優が、ちゃんと気持ちを伝えたんだよ!…よく頑張ったね」
花は私をギュッと強く抱きしめ、強い口調で、でも途中泣くのを我慢しているような声で、そう言ってくれた。
私はその後しばらくの間、花の胸で泣いた。
家にいるときの何倍も、泣いた。
続く