中学の同級生やったうちらは
いつでも一緒だった
明るい愛のまわりには
いつも多くの友達がいて
私たちは毎日が楽しかった
でもあるとき
ふとしたことがきっかけで
愛はいじめられるようになった
誰よりも仲のよかった私は
愛をたすけたかった
愛もきっと私に救いを
求めたにちがいない
でも、
私の病気がわかったのも
ちょうどその頃
私は入院のため
学校に行くことが
できなくなり
愛も学校へは行かなくなった
卒業して高校生になった今も
愛は学校にあまり行かない
いつも人に囲まれていた彼女にとって
突然一人になってしまったことは
堪えがたいことだったのだろう
彼女は私に何も言わない
私は彼女に何も言えない
病気がわかって
落ち込む私を何度も彼女は
勇気づけた
『ゆか、こんなことで
くじけるな
きっとな、何か意味があんねんで
なんかさ、この病気乗り越えられたら
すんごいご褒美が待ってるねんて』
でも…
私は何もしてあげられなかった
いつだって救ってくれるのは彼女
救われるのは私ばかりだ