私の心は愛に飢えた砂漠みたいなものだ。昔は親からの愛情もあり、友人からの友情もあり、恋人からの愛もあった。とにかく幸せの深淵の中で暮らしていた。
しかし、両親の死去、友人との疎遠、恋人との別れ、今となっては何も残っていない。
あるのは私の中の幸せな記憶と年老いた私自身。
幸せは永遠とは続かない。幸せには消費期限があるのだ。
古きよき時代を思い出すと心の中が平安になる。
現実を見れば悲観的にもなる。
酒、ギャンブル、女が一瞬の間、私を癒してくれる。だが、それは悪魔の嗜癖でしかない。それらは一時の栄養ドリンクでしかない。
私は数年前、その悪魔のアディクションを断ち切った。本当の幸せを感じるには自分の真にやりたい事を見つける事だ。
スポーツ観戦、芸術鑑賞、アウトドア、旅行これらが私の中の健全な夢を与えてくれた。
これらの遊びは私の中では唯一の喜びである。孤独の中での光る喜び。それこそが私の中の心の安らぎの場、オアシスである。
渇いた砂漠の中のオアシス、みんなで見つけよう!