ー月は僕ー
熊崎(愛称クマ)は、クラスの女子の話しを耳に入ったのだか…
どうやら僕の愚痴を聞いてしまったらしい。
女子A
『ねぇねぇ〜知ってる〜あの席にいる男の子』
女子B
『えっ!何何〜?』
女子A
『あの人〜本当は普通科なんだけど〜なんかぁ〜先生に言って保育コースに移った変態だってぇ〜』
女子B
『えっマジ〜!!』
この話しを聞いてしまったクマは、僕をかばってその女子と口喧嘩をしていた。
何故かと言うと、
クマは僕の幼なじみ兼親友だったからだ。
クマの性格上自分の友達や大切な人を悪く言われたり傷つけられたりすると居ても立っても居られない人だ。
そしてクマは、僕の方へ向き僕に怒鳴った。
『どうして、なんもいわねぇんだよ??
何で誤解だって言わねぇんだ??』
僕は何も言えなかった。
だがこれだけクマに言えた。
『クマ…ありがとう。』
とクマに言った。
クマは『なんだよ!お前だけ……気お付けなよ』
と言った。
それから学校が終わり僕は学校の正門に来た。
すると圭太とクマそれに菊水昂(キクミズ・アキラ)
が僕を待っていた。
アキラは僕らにとって保護者的な存在だ。
アキラ
『ヨオ〜待ってたぜ。シャイボーイ』
僕
『うるせぇ…てかアキラこの学校だったの?』
アキラ
『おう!愛しのコウちゃんの為だったらオレは何処だって行くぜ!』
圭太 『アキラ…お前いつからBLキャラに…』
クマ
『良いから今日はゲーセン行こうぜ』と帰りの寄り道の計画を立てていた。
そして僕達はゲーセンで遊び終わり僕の家に帰る。
すると見慣れない荷物が沢山一階に置いて有った。
そして母親が来て言った。
母親
『今日ね親友の娘さんが居候するから紹介るわね。』
すると隣の部屋から朝見たあの女の子が現れた。
女の子
『白神涼風です。
これからお世話になります。
……!
久しぶりだね。光仲良くしようね』
すると彼女は優しく微笑み僕に握手した。
その瞬間真っ黒い視線が僕の右斜め後ろから放たれた。
僕は恐る恐る後ろを見た。
その正体はクマであったのだ
続く