祈り

 2009-09-26投稿
閲覧数[442] 良い投票[0] 悪い投票[0]


神様どうか
寿命なんて
いくらでも
削って良いから
僕の夢を叶えて下さい

病院のベットで
横になる君は
冷たく氷の様

何も出来なかった
医師を
怨み
憎み

君が戻って来ることは
もう二度と無い

神様どうか
僕をどうか
彼女に会わせて
くれませんか?
暖かいあの時に
また戻して
くれませんか?

寿命が半分になろうとも
一ヶ月になろうとも
半月になろうとも
一日になろうとも

そんなのどうでもいい
彼女に会わせてください

あぁ…神様
僕の運命は
これなのですか?
ビルの屋上から
下を見る

ふわり舞い上がり
君の元へ

あぁ…神様
会わせてくれて
ありがとう
目覚める事なんて
既に無いことは
わかっています
それでも僕と彼女を
一緒にしてくれたんですね
祈りが通じたんですね
神様ホントにありがとう



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 漣 」さんの小説

もっと見る

詩・短歌・俳句の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ