「なんで避けてるの?」
俺は単刀直入に聞いた
ゆうきの顔が歪む
ためらいながらゆうきは口を開いた
「私…みやびが好きだからいつまでもれおばっかり頼ってよりかかってって…良くないなって思ったの」
悲しかった
前にもそういうことを言われたことがあるけど俺は
―俺がしたいだけだよ―\r
って思ってたし
言った
その時のゆうきの顔は
すごい悲しい笑顔だった
また今日も言う
「俺がしたいだけだろ?」
でも今日のゆうきの顔は違っていた
悲しいだけだった
今にも泣きそうな顔なのに
なぜか瞳が乾いている
その瞳に吸い込まれそうになって
思わずいってしまった
「俺、ゆうきのこと…好きなんだ」
続きます