しかしわたしが安堵したのもつかの間、女子生徒、鱒浦に恐怖の宣告をされた。
変わらぬ笑顔で。
「港は俺と研究室で寝泊まりな!」
……は?
「だって俺、じ…祖父に『お前が家に居ると危ないから研究室に住め!』って言われて……」
危険人物だからね。
「でもわたしはいいんじゃない?」
すると鱒浦は不満げに言った。
「だってじ…祖父が『お前の友達も会長や満や双子、名久井、佐久川の様に危ない奴ばかりだから家に入れるな!』って……」
何やったんですか、あなた達は。