次の日。愛紅が休んだ。
だから愛紅の家にいってみた…。
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「愛紅、お友達よ。」
「綾香ぁ…」
「綾香ちゃん、ゆっくりしていって」
「はい。」
バタン…
愛紅の顔には傷があった。
「その傷どうしたの?」
「ドアにぶつかったの…」
「…ホントに?」
「うん…ホント」
「でも…そういう感じの傷じゃないよ?」
「…もううるさいな!!ぶつけたの!!」
「…嘘つかないでよ」
「嘘なんかついてない!!」
トントントン…ガチャ。
「またお友達がきてくれたわよ」
「あ―い―く!」
「綾香もきてたん?」
「さっちゃん…真湖…」
ガチャ…。
「綾香…いいこと教えてあげよぉか。」
「何?」
「愛紅のその傷…ゥチラがつけてん」
「そう。昨日綾香がさっさと帰ったからいいチャンスかと思って」
「…」
「これからは…精神的にもっといじめてくからねぇ♪♪」
「そろそろ帰ろぉ」
「そうだね」
「ほなまた!!」
「明日が楽しみぃ―」
バタン…
「……」
「愛紅―…」
「綾香…一緒にいてくれる…?」
「いるに決まってるよ!!あたしら友達なんでしょ?」
「ありがと…」
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「おはよっ」
「綾香!!」
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学校。
愛紅が席に着こうとしたそのとき…
「キャァ────!!」
「あ…愛紅…!??」
「へ…蛇が…」
愛紅の机の中に蛇がいたらしい。
「ちょっとこれ…!?」
周りのひとたちも騒ぎ始めた。
「これ蛇じゃん!!!!」
「キモチ悪っ」
「ついでに鈴原さんキモチ悪っ!!!!」
「キャハハハハ!」
「ちょっと鈴原さん。その蛇キモいんだけど。」
「始末しちゃってぇ―」
「ほらさわらなきゃ退治できないよぉ??」
「すんごい迷惑―」
「はよどっかやってよぉ!!」
「真湖…さっちゃん…」
「鈴原さんと蛇のにおいまざって臭いんだけどぉ―」
「アハハハハ―」
「トイレ行った方がいいんじゃなぁい??」
「いえてる―」
こうやって真湖とさっちゃんだけのイジメからクラスで一人をイジメるものに変わっていった…。
続