彗星のように飛んだ
誰の願いも飛び越えて
黒のカーテンを引き裂いて
青白い蝋燭の炎のように
燃え立ちながら
脇目も振らず
静寂を身の内に秘め
ただ一心に
叶えたかったのは
君の願い
ただそれだけ
だから僕は今を飛ぶ
明日には叶うように
過去を塗り替えれるように
君の涙をこれ以上見なくてすむように
だから
彗星のように、僕は今、この広い闇空の中を飛んでいる。