カレとの関係は、突然、嵐が止むように終わりを迎えた。
「死を迎えるその瞬間も、ずっと愛し合おう。」
カレと満天の星空の下で、ふたりで誓った言葉が脳裏をよぎる。
こんなにも早く、こんなにもあっさりと、わたしたちのピリオドは打たれてしまった。
誰に知られるわけでもなく、誰かに気付かれるわけでもなく。
ただただ、わたしたちの間には、確かに『愛』が存在していたよね・・・?
問いかけは、すっと広がる満天の空に吸い込まれて消えるだけだ。
あの日みた輝くばかりの星たちが、今夜も目の前に広がっている。
流れ星が流れて、わたしの頬を伝わっていく。
一つの真実だけが妙にリアルで、わたしは思わず瞳をぎゅっと閉じた。
カレの、もう二度と逢えない笑顔が浮かんで苦しくなった。
甘えることも、笑い合うことも、声を聴くことも、セックスを楽しむことも、ぬくもりの中で一緒に眠りにつくことも、もうない。
カレに何かをしてあげることも、もうできない。
大好きなカレは、どこへいったのでしょう?
愛しいカレは、なぜ逝かなければならなかったのでしょう?
誰か、教えてください・・・。