思い出のあのメロディー くちづさんだ新宿駅
道行く誰もが忙しそうに歩き抜けていく勤労社会
思い通りにならないことばかり 苦しくて寂しくて もう飛び込みたい
揃えた靴 古典的ね 屋上には先約がいた様子 騒がしいサイレン
下を眺める私の姿 誰かの眼に写りましたか
そうよ 貴方と同じ寂しい眼をした私
この声が届くなら そっと手を握ってほしい
ぎこちなく繋いだ手もいつか親愛に変わるから
願うだけじゃ叶わないと先人達はおっしゃるが
願える事さえ幸せに感じる私はどうすればいい
聞き慣れた前向きな耳障りなあのメロディー
心が揺らぐことなんてない 色のない言葉たち
紡ぐ明日に永遠なんて夢見てる
だから貴方の気持ち その場凌ぎな造りもの
苦しい 虚しい 寂しい 死にたい いつも通りなマイナス思考と創作欲
いつかこの歌に光が差すことがあるのかな
そうよ 貴方と同じ頭でっかちな私
この声が届くなら そっと手を握ってほしい
ぎこちなく繋いだ手もいつか親愛に変わるから
願うだけじゃ叶わないと先人達はおっしゃるが
願える事さえ幸せに感じる私はどうすればいい
赤の他人の貴方に届けてほしい この声
ぎこちなく脆い手もいつか希望と出会うから
叫ぶだけじゃ伝わらないと解っているけれど
荒ぶる感情を隠せるほど私は大人ではない
光差す来世に幸アレ