オタクさん、元気?≪34≫

防波堤  2009-10-01投稿
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引きずられて行って着いた研究室の中はもので溢れ返っていて、とても人が住める場所では無かった。


こんな所で生活している鱒浦って、一体……。


例の鱒浦はにこにこ笑っている。


「どう?港。前より綺麗になっただろ?」


何処が。


「あ、そういえばて試して貰いたいのがあった。ほら、このクリーム」


鱒浦はわたしに小さな瓶を手渡した。


その瓶の中は、何とも形容し難いどす黒い液体で満たされていた。


わたしは聞く。


「これ、何?」


鱒浦は相変わらずにこにこ笑って答えた。


「塗ると身体の汚れが落ちるやつ」


……えーと…。


それって、わたしに間接的に風呂には入れないと言ってるのでは?


「そうだけど?文句あんのかよ」


ありまくりだよ。



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