『隠してきたもの・・・、守るべき者のため。 1』
それからも小枝は何事もないかのように俺の隣で毎日笑ってた。
でもある日の学校の帰り道での事だった。
小枝の頬にたたかれたような赤い痕があった。
蒼衣「小枝?ほっぺ・・・どうしたの?」
小枝「え・・・あ・・・何でもないの・・・。」
蒼衣「ねぇ・・・「ちょっとこけちゃって・・・。」
俺の事葉をさえぎる様に小枝が言葉を返した。
小枝「蒼衣が心配するような事何もないよ?」
そう言ってまた笑った。
でもこのときばかりは俺もおかしいと思ってある作戦に出た。
小枝には内緒で。
いつもは校門に待ち合わせて帰るはずだけど今日は俺が 小枝を迎えに行った。
まだ小枝は教室にいて俺は小枝が教室を出るのを少し離れたとこで待 っていた。
そんな時だった。
『ねぇ、いつになったら別れんの?』
『あんたさぁ、いい加減にしなよ。うざいんだよ。』
複数の女の声が小枝のいる教室から聞こえてきた。
バシン!!!
そしてそれと同時に鈍い音。
俺は急いで教室に駆け込んだ。
案の定小枝は涙目になってて複数の女に囲まれてた。
蒼衣「お前等・・・何やってんの・・・・?」
俺は今にも切れそうで必死に我慢してた。
小枝「あお・・い・・・・。」
蒼衣「おい、何やってんだって聞いてんだよ!!!」
女たちは俺の声にびびったのか何もいわないで教室から出ていった。
追いかけようとした俺の腕を小枝が掴んで阻止した。
小枝「なんでもない・・ッ。私平気だから!!!」
蒼衣「・・・・・小枝・・・。」
スイマセン!!長いためココでいったん切らせていただきます!!