「ドちびー!」
きたよまたこいつが
「はいはいなんでしょ大仏さん☆」
「うっせぇ!!!それ言うなっていったべ」
「そんなの初耳ですぅぅ」「うわっこいつ超うぜ」
夏休みが終わり
私達は元の関係に戻っていた
まだ少しぎこちないが…
「おいーすともちゃん♪」
ドキッ
このハスキーボイス…
トオルだ…
顔をそむける
心臓がっ…
忘れたはずなのに
諦めたはずなのに
「トオルさぁこいつになんかした?」
へっ?
「いくらおまえでもこいつになんかしてたら許さねぇかんな」
「はっ?意味不なんだけど」
「そうだよっ!いみわかんないよ?」
「…」
「キーンコーンカーンコーン」
「おっじゃあ教室もどるや」
トオルは行ってしまった
助かったと思った反面、
こいつにはすべて見透かされていたのだと思った