朝目覚めて…。
夜の出来事は忘れ、普段、通り会社へ−。
「あの女の子は誰だ?」
気にしないようにすれば、するほど頭の中に
現れる…。
不思議だ…。
仕事を終え家に着くと…。子供達が無邪気にはしゃいでる…。
妻が
「お友達を連れて来てるのよ〜」
子供は順応性が早いな〜と思いながらリビングへ
パパ〜♪
かわいい娘達に混じって
対岸の少女が?
背筋に冷たいものが流れた瞬間!
目の前から家族が消えた!
そして…。
ん?
ここは?
車の中?
そうか…。
ごめん……ごめん…ごめんごめんなさい…。
こんなつもりじゃなかった…。
私が働いていた会社は多大な負債を抱え倒産…。
社長は蒸発…。
すべての責任を私一人がおうはめに…。
借金は…。
返せる額ではなかった…。
私は妻と子供達を守れず…一家心中…。
みんなは?
私以外は息をしていない…
私はなぜ?生き残っているんだ!
山奥に止めた車から離れ、助けを求めたが声が渇れて出ない…。