すると目の前に対岸の少女が…いや、ごめん…。
姉さん…。
私が小学2年の時に父親の会社が倒産、一家心中…。父・母…そして姉が亡くなり…私だけが生き残った…父親と同じ運命を辿るとは…皮肉なもんだ…。
また、死ねなかった…。
涙が止まらない…。
姉さん…私はどうすれば!いいんだ!
姉さんが微笑みを浮かべ…一言…。
「私じゃなく、あんたが死ねばよかったのに!」
数日後―。
一家心中した家族が見つかた…。
車中に三人…。