奈央と出会えたから。<393>

麻呂  2009-10-09投稿
閲覧数[442] 良い投票[0] 悪い投票[0]


森宮 ヒロキは堪忍したのか、



抵抗する事もなく、


ぐったりと頭を垂れていた。





『これで全員揃ったわね?!

じゃあ早速、ゲストの控え室で待っている、ミズホと教育長サンの所へ行きましょうか。』



アヤカさんの案内で、



あたし達は、ゲストの控え室へ向かうコトにした。



ドキドキドキドキ――



き‥緊張するよぉ‥‥‥‥。



あたし、ここにいていいのかな???





『アヤカ。ゲストの控え室には、誰も近付かせない様に、うまくやったんだろうな?!』



廊下を歩いているトキ、京谷さんが小声でアヤカさんに言った。



『あぁ。任せといて。

何てったって、ここの総合プロデューサーは、あたしの旦那。

今日のこれからの予定は全て了解済みだよ。

もちろん、ゲストの控え室は、今からあたしら以外、立ち入り禁止だってコトもね。』



京谷さんの質問に、的確に答えるアヤカさん。



ひえぇっっ☆



アヤカさんは、結婚していて、



そんでもって、旦那さんは、ここの総合プロデューサーでっっ‥‥‥。





『これからの時間は、再放送番組と、音楽を中心に流すんですよね?!

だから、スタジオ内は極力、少人数に抑えられている――

そういうコトですよね?!』



聖人が、この状況をイマイチ飲み込めないでいる、



緊張しまくりの、あたしをチラリと見ながらそう言った。



『そォいうコト♪

龍二も、聖人も、物分りがいいじゃん。
さすが、元あたしの‥‥‥フフフ。

以心伝心♪』





えっっ‥‥???



それって、どぉいう意味???



以心伝心‥て‥‥。


まさか、京谷さんと聖人が過去にアヤカさんと‥‥???





『おい‥奈央。

アヤカさんは――』


あたしの不安な表情を察し、



『‥‥えっっ???』



聖人が耳元で、こっそり教えてくれた――



『――京谷サンの元カノ―――』





えぇっっ?!



そ‥‥そっか。



そぉいうコトなら納得。



あはっっ‥‥。



なぁんだ‥‥びっくりした。



聖人が、アヤカさんと‥‥じゃなくてよかった!!



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 麻呂 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]
翌朝ぷるるんっ!!
★オールインワンゲルH★


▲ページトップ