そんなことしてる間に電車は駅に着き、解散となった。心と彩は家が近いので彩のお母さんに車での迎えを頼んだ。そして、車の中…、心は今まで我慢したものが一気に爆発した。感情を制御出来ず、情緒不安定気味。昭幸が心配でしかたなくなった。結局、今朝のメールが返ってこなかったのだ。
{昭幸…お願いだから生きてて………。}
心は昭幸に電話した。
プルルルル…プルルルル…
呼び出し音が長く感じる。
ガチャ
{!!!}
心は慌てて話した。
『も、もしもし!?昭幸?』
驚いた心は早口になった。
「あぁ、心。どうした?」
『どうした?じゃないよ〜!!心配だったんだから…』
そう言い終わるより早く心は泣き出した。隣では心配して彩がハンカチを差し出してくれた。
「ごめんごめん!」
『ばかぁ…ヒック……心配…した…』
「わりぃ…心配……か……け…」
ツー、ツー
心が携帯を見ると圏外になっていた。
『圏外とかふざけるなぁ〜〜〜!!いいとこだったのに!!!』
「心!?落ち着いて!!」
彩が必死に抑えてくれたが、今の心には無意味だった。
続く…