公園の砂場
女の子 「おかわりはいかがですか?あなた」
ままごと
男の子「ごちそうさま!」
私、相沢翔子16才
父の転勤で2度目の転校
人見知りしない性格で、友達もできた。
《これでカレシでもできたら最高なんですけど》
この学校は今日で一ヵ月目
翔子「そろそろ部活決めなくちゃ」
放課後に友達のユミと部活を見学
体育館に5、6人でたむろしている不良グループ
その中の金髪の一人が翔子達をさっきからみてる
ユミ「やだアイツこっち見てる..無視無視!」
その金髪の男は何を思ったのか立ち上がるとこちらに近寄ってきた
翔子「ねえユミ!..アイツこっちくるよ」
ユミ「ほんとだ..なんで?ぜったいムシね」
長身のその男は翔子達の前に立つと翔子を見降ろすように見つめる。
翔子《え?..ちょっとなに?..何なのよ!》
ユミ《..やだ翔子をガン見》
必死に遠くを見つめる二人
男「..おまえはひょっとして..ショコ..相沢翔子か!」
翔子とユミ 「えぇ?!!」
とっさに見上げる翔子
逆光で顔が良く見えない
男「間違ない!ショコだ!」
手首には汚れたバンダナが巻かれている
腕のシャツをまくりあげると肘には傷跡があった
「俺だ!..覚えているか?
タツヤだ..木下竜也」
翔子「?」
遠くで運動部員が
体育館二階のブラインドを閉める
パッと顔が映る
翔子「あ――っ!たっちゃん?..なんでここにいるの!」
竜也「そゆこと」