突然お砂場に現れた野良犬
二人に迫る
持っていた棒でちょっかいをだす竜也
次の瞬間野良犬が竜也の腕に噛み付いた。
泣きもせず必死に抵抗する竜也
翔子「わぁ!.えぇ〜ん!」
翔子は泣きながら砂を掛け防戦する
野良犬はしばらく噛み付いていたがたまらず逃げ出す
竜也の腕はかなり出血していた
そのまま泣きやまない翔子の手を引っ張り家まで帰った。
鳴き声を聞いた竜也の父親が家から出てきた。
竜也の父親「また翔子ちゃんをいじめたな!タツヤ!」
翔子「ちがうの!たっちゃんがいぬにたべられちゃったの」
そのまま竜也は6針縫う怪我と
感染症の検査の為二日間の入院した
翔子の見送りには来なかった。
竜也「ショコおまえこれ覚えてるか?」
それは手首に巻いていた汚れたバンダナ
開いた
《 にじ組 あいざわ しょうこ 》
バンダナにみえたそれは翔子が子供の頃使っていた
ハンカチ
翔子「たっちゃんこれまいたげる、だからしなないでね」
泣きながら必死に巻いた白いハンカチ
竜也「俺の御守り」
翔子の中でまたなにかが動きだした。