4月―春?
はじめまして 彩 です。
今日、中学生になります。
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友香「彩 いよいよだね」
彩「うん。そうだね」
私と友香は中学の校門前にいた。
そう 今日は待ちに待った入学式なのだ。
桜の並ぶ校門をくぐり生徒の下駄箱に向かった。
下駄箱の入口にはクラス発表の紙が張り出されいた。私たちはゆっくり近づいた。
友香「彩っ!私たち同じクラスだよ」
彩「ほんとだ!!」
私たちはそのまま下駄箱に向かった。
そのとき、前から歩いてくる人に気づかず私はぶつかってしまった。
「「どんっ!!」」
彩「いった!」
私は尻餅をついてぶつかった相手を見上げた。
「大丈夫?立てる?」
その人は周りにたくさんの女の子をつれて私に手を差し出した。
私は 相手と目を合わすことなく「ありがとう」と言いながら友香の方へむかった。彼が私の人生を変えるとも知らずに…。
友香「大丈夫だった?」
彩「うん!」
私たちは教室に向かった。教室のドアを開けると黒板に座席表が張っていた。
私は窓側の1番後ろ
友香は廊下側の1番前だった。
友香「じゃーね」
私は自分の席に座った。
入学式が終わり私たちは
そのまま遊びにいった。
駅から少し歩いて信号をまってると後ろから声をかけられた。
私たちは振り向くと優しそうな女の人がいた。
友香「なんですか?」
女の人「貴女じゃあなくて君に用があって」
女の人はそう言って私のほうを見た。
彩「…?」
女の人「取り合えず今 時間ないから電話して」!
と言って名刺を私にわたした。