龍之介は私の彼氏になってくれなくてもかまわない
ただ話しだけでもいいからしたかった。こんな気持ち初めてだった。
【ねぇ美優はさぁいつからそんなに龍之介くんの事が好きなの?】
【え?いつだろう…ちっちゃいころさぁ龍之介すんごい小さくて可愛かったんだよぉ】
こんな昔話しを照れくさそうに親友の嘉奈に話しをしてる自分に空しさを感じる。
そして今日も龍之介には届かないこの想いを押さえて
私は龍之介を見てる
【…!!!】
龍之介と目が合った!
私は思わず目をそらしてしまった。
ニッコリ笑い返せば
そこから違う展開に…
そう後悔を残すだけ
そしてとうとう夏休み
【やったー明日から夏休みだぁぁぁ美優おみやげ買ってくるねー】
そんなクラスメイトとの会話 みんなは夏休みを楽しみにしている。
でも私はちっとも楽しくない。龍之介を見れなくなるから