サトシ〜No.4〜

Machine  2009-10-11投稿
閲覧数[337] 良い投票[0] 悪い投票[0]

そして卒園式。

『♪♪〜思い出してごらん。あんな事、こんな事あったでしょう〜♪♪』


小さな歌声が揃えて歌っていた。


私は多分泣いてたと思う。


卒園式も終わり、サトシの所に行くと

サトシが
『もうあそべなくなるよ‥。おれ、ちかくのしょうがくこうにいくから‥』



私の家とサトシの家は遠かった。


『え、そうなんだ‥』


『でも、ずっとともだちだぞ!』

とサトシはそう言って、私にサトシが大切にしていたあのレアのポケモンカードをくれた。


サトシのおばさんが迎えに来てサトシは自宅に帰って行った。


その時になって初めて涙が出て、もう遊べなくなるのだなと思った。







そして現在。




私はもう大人。


だけど、まだ持っている。

彼との『約束』を。

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 Machine 」さんの小説

もっと見る

ノンジャンルの新着小説

もっと見る

[PR]
憧れのモデル体型
2800円で可能!?


▲ページトップ