君思い”

エンジェルナイト  2009-10-12投稿
閲覧数[282] 良い投票[0] 悪い投票[0]

第1話【別れ】

『さようなら』

2009年9月10日

俺と未来(みき)は別れた。

俺は泣くのを
我慢して声をかけた

『最後は笑えよ』

『ありがとう』

それから1週間が経った。

毎日に対して俺は楽しみなんか
一つもなくただ振られたこと
だけが頭に残っていた。

高校3年なのだが
何も手につかずただ。

俺の名前は流輝(るき)
特に自慢できることもなく
かといってそんなにモテた
経験もなく
まぁいわゆるどこにでもいる
ただの学生。

別れた日以来夜は大嫌いだ。

ずっと未来のことを考えて
しまうから。

俺は振られた方で
まだ大好きてパターン。

今まではすぐに忘れる
ことはできたのだか
未来との思いでだけは
忘れることができなかった。

毎日来るはずもない
メールに無駄に期待している。

学校では自分で言うのも
あれだがやんちゃグループの
一員でもある。

まあ団体行動は嫌いで
あまり喋るほうでもない。

俺はまたいつものように
学校へ行く。

毎日朝早くの電車での登校
耳には毎日イヤホンを入れ
音楽を聞きながらの登校。

まあ軽く現実逃避の
つもりで俺は毎日そんな
感じで通っている。

学校に着いてすぐ
友達にいつも通り挨拶

『おはっぴ』

『よっ流輝!おはっぴ』

(ばかみてー)

『朝から毎日流輝は
テンション高いよな』

『これ普通だし』

(はっ?
テンションなんか
上げれるかつーの)

『まあ今日も面白いこと
いっぱい頼むぜ』

『わかったよ』

(ふざけんな
そんな気分じゃねーよ)

心の中では思っても
顔には出さない。

だって誰かともめるのは
嫌いだから。

担任が入ってきて
クラスのみんなは席に着いて
出席をとる。

『綾瀬 流輝!
あれ?綾瀬は休みか?』

『ここにいるから
ちゃんと見てから言えや』

『おい綾瀬!
お前は口が悪すぎるぞ
返事をしないお前が悪いん
じゃないのか?』

(うぜーうぜー
うぜーうぜーうぜー )

『朝からうっせーげんて
綾瀬 流輝欠席です。
さようなら』

『待て綾瀬!』

『誰が待つかよぼけが』

そう言葉を残し
俺は学校に来て10分も
しないうちに学校を
後にした。



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 エンジェルナイト 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ