「なぁ蓮?オレが中学生の頃習ったんだけどな。
ヘボン式ローマ字だと、『ZII』何て使い方しねぇんだよ。」
「え?」
「『ZII』って・・・普通『じい』って読むだろ?
まぁアルファベット読みは別として。
ヘボン式ローマ字だと『じい』って書く時は『JI』て書くだけなんだ。
でもそう考えると、『JU』ってのはちゃんとヘボン式ローマ字でな?
『じゅ』って読むんだよ。だからコレ・・何かおかしいんだよ。
ローマ字がごっちゃになってて。」
「へぇ〜・・・」
今お兄ちゃんが凄いヒントを言ってたりしちゃったら…
私はお兄ちゃんの疑問に基づいて、もう1度考え直してみた。
じゃあ・・・『II』って続くのはおかしいんだよね。
・・・・・ねぇお兄ちゃん。
コレ多分そんなデカイヒントになってないと思うよ。
考えると物凄い複雑な事になるから私ヤダよ。
「あーもー分からん!!いややわぁホンマ。」
翔ちゃんが叫ぶ。そりゃあこんなトコロで考えてんのも疲れるわ。
私もなんか疲れてきた。
「ん〜。分かんねぇなー!」
疲れてないのはコイツだけか…。
「こんなトコいややでホンマ。
・・ってかこの紙移動させたらアカンのけ?」
「動かしたらなんか…アレじゃん。今までのなんだったんだみたいな
雰囲気になっちゃうじゃん。」
「いいやん別に!!オレはもっと…こう平らなところで
安心してやりたい訳よ!!」
「お前の意見なんか知るかドチビ。」
「・・・・・・・・・・・・・酷いわそれ。」
あ〜。ダメだダメだ。今日無性に暑い。
気が立ってる、私。ダメだダメだ。
「平らなところでねぇ。・・・・え・・。」
「分かったぞぉぉお蓮!!ここは平らじゃないから
平らを抜けばいいんだァァア!!!」
「そしたらどうなった?」
「え、えーと・・えー。」
テメェ適当に言ったなコノヤロー。
・・・怒らせんなよぅ。読者ヒクだろぅ。
「『TAIRA』を抜く訳ね。『TJUZIIKYURI』から・・。」
JUZKYU?
「訳分かんね。」
訳分かんね。訳わかんねまま次回へ続けるつもりはない。
ウソです続けます。
〜続〜