その後
ワタシは仕事に復帰していた。
周りには検査入院と言ってあったので、病人扱いされて
少し甘えるコトにしていた。
更衣室で待機していたら
指名が入った。
なんと、彼が来ていた。
“死のうと思ったけど怖くなって。仕事へも行けなかった。
俺たちやり直せない?
反省したから、俺からの連絡
拒否らないで。”
信じたい。
信じていいのですか?
ワタシを愛してくれますか?
空白無くなりますか?
言いたいコトたくさん飲み込んで
“徐々にね。”
とだけ答えた。
その先もたぶん二人にできた
一定の距離は残るだろう。
それでも例え不正解な道でも
通らなければ後悔する。
望むように進みたい。
彼もワタシも
終われないままだから。