air ?

kana  2009-10-14投稿
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少しばかりの駆け引きの末
ワタシは彼と過ごすトキを
楽しめるまでになっていた。

それから間もなく、彼が
部屋の鍵をくれた。
“一緒に暮らそう。”
大切にしてくれてるのがわかったので、すぐに返事をした。

暮らし始めて、また
体を重ねるコトが増えた
そのたびに
“お前だけだよ、アイシテルよ。”
と言ってくれた。
ワタシも徐々にそのコトバに答えられるようになった。
“イチバンって言って!”
とワタシが言うと
彼は激しく体を揺らした。

ココロが折れてしまうかもしれない。
幻かも?
でも体を重ねてるトキは
有りのままで居られる気がした。
このままトキが終わってもいいとさえ思えた。
それくらい真剣に
相手を思いやってた。



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