それからゆりとのメールが始まった
彼女には言わないことにした
彼女からは"女子からメアド聞かれた?"って言われていたけど
"聞かれても教えねーよ"って言った
別に後ろめたい気持ちがあったわけじゃない
でもなんか言いたくなかった
なんか秘密にしておきたかった
それが後ろめたさなのかはわからない
でも俺はとりあえず違うと思った
最初からいい印象だったけど
ゆりは余計にいい印象になった
とにかく優しい
皆に平等に優しいから
ゆりはクラスで?番いい人っていう肩書があった
そして、俺といつも気持ちよい距離にいてくれた
俺の彼女にはない気遣いのできる人だった
日に日にゆりの存在が俺の中で大きくなっていった
続きます