「えっ名前?私はリオ。リオ・ファレンス。よろしくね。護衛さん?」笑顔で少女が言う。
「ぼくはラン……………ラン・ウィア・ヴァイオレットです……。」青年がすごく嫌そうな顔をしてこたえる。
「リオにランだねっ!よろしくねっ!」満面の笑顔で言うシエン。
「…でもなんで依頼人の名前すら知らないんですか…?」ランが疑いの目線を二人にむける。
「リーダーにここにこいと言われただけでなにも聞いていないからだ。旅の目的から護衛がなぜいるのかも。」十夜がこたえる。
「…そうなんだ。じゃラン、説明よろしく♪」リオがランの肩にポンっと手をおいて言う。
「えっ!?またぼくなんですか…めんどさいことはすべてぼくにおしつけて…。…ぼくはめんどくさいことは嫌いなんです。旅の目的などは想像におまかせしま「nothingーvoice 無の力よ…………によ…てすべてを無に………!ナ…………トライアッ!「わーっ!!わかりましたってば!説明しますから詠唱を止めてくださいリオ!」
「だって♪よかったね♪シエン、十夜。」ゾッ…背筋がひんやりとするのを感じた。(…護衛本当にいるのかな…?)そう思ったシエンと十夜だった。