翔子は竜也が持っていたハンカチを
懐かしそうに見つめている
翔子《まだ持ってたんだ》
竜也の仲間が帰ろうとしている
竜也「あっ..ショコまたな!明日この時間この場所で!待ってっから!」
竜也はいってしまった
一部始終を脇で見ていたユミが疑わしい顔で翔子に話しかける
ユミ「ねぇあの人翔子の知り合い?知らないかもしれないけど相当の悪よ!」
竜也の悪振りは学校でも有名な話で
最近では街を一人でブラついていたときに
絡んできたカラギャン三人を素手でぶちのめしたそうだ
翔子「ただの幼馴染みよ..ただの」
かみしめるように遠くを見つめる翔子
ユミ「まんざらでもないようなんですけど」
パッと顔を赤くして
翔子「バ〜カ!」
竜也の仲間の一人がニヤけた顔で
「珍しいな竜也、女に声掛けるなんてあんなのが好みか?」
ボフッ!
「うっ!」
竜也はその仲間の一人にボディブロー
竜也「...昔約束を交わした女.....」
《綺麗になった》