やってきました兵庫県。
東京都の中学生の5人に2人は、兵庫県がどこにあるのか知らないらしいね。
そんな話は置いといて、今日もお客はやってくる――
神戸に訪れた事のある方はご存知だろうが、この街には外国人が非常に多い。
住んでる人も多いが、当然観光客にだって外国人はたくさんいる。
そう、今日の客は外国人なのである。…読めてますよね。
食品の土産コーナー。
そこに、彼はやってきた。
手に一つの商品を持ち、何か悩んでらっしゃる様子だったが、店員(誠に残念ながらそれは俺)に気付いた様子で、こちらに駆け寄って来た。
「What is this?」
これなに?と聞かれた事くらい、高校時代常に英語2だった俺にだってわかる。
もちろん10段階評価でだ!
しかし俺は、その商品を見て愕然とした。
<神戸名物 おっぱいプリン>
こ、これをどう説明せよというのだ!
てか誰だ、こんなもん勝手に神戸名物にした奴!
しかし現実逃避している場合ではない。この外国人、冗談ではなくガチで聞いてきている。
顔でそれがわかり、俺は余計にテンパってしまった。
「アー、アー、イッツ ア バスト! オッパイオッパイ!」
自分でも思う。
俺は阿呆である。
「Ha? &;@”¨〕×?◇≠Å!!」
なんかまくし立てられた!俺の渾身の英語が通じないというのか!?
「What is this?」
「オッパイ!バスト!え?店長、オッパイって英語でバストじゃねぇの!?」
聞こえてないふりをする店長。わかってはいたが、コイツ、能無しである。
そんなやりとりを何度かくり返し、やっと謎が解けた。
「◇.&?‘(・dessertÅ?○」
あ、今、デザートって言った?
「まさか、イッツ ア プディング…とか?」
そのまさか。
オープディング!サンキューベリマチ!的なことを言って、その商品を棚に戻し(!)悠々と去っていく外国人。
そう、これは何の形かではなく、これは何の食べ物かが聞きたかったのである。…てか少し考えればわかるじゃん!
俺のオッパイ発言返せ!
みんなもちゃんと英語は勉強しようね。