私だけだ
此処で笑っているのは
微かな誇りさえ感じる
私は 幻想ではなかった…
存在の証明は終わる
自己の 世界
奴を少し 覗き込む
真っ暗に 愕然とした
奴の周りが 回る
可笑しそうに ぎこちなく笑う 奴
それは 嘘だった
表情の 強張り
希望は穿かない
奴は何を探し求めるのだろう
希望だろうか?
幻想だろうか?
奇跡だろうか?
それとも
何も探していないのか?