翔子の部屋
机の引き出しから折りたたまれた小さな手紙を取り出す。
《たっちゃん全然変わって無いんだから》
翔子6才
引越しの当日
トラックに最後の荷物を積み終えると
翔子の母「翔子そろそろいきますよ!」
翔子は二階の部屋から外を眺めている
《たっちゃん》
翔子が外に出ると母親が誰かと立ち話をしている
竜也の父親「翔子ちゃん元気でな.あっこれ竜也からの預かりもの」
折りたたまれた小さな紙
そのまま見ずにスカートのポケットに入れた
移動中の車内
後部座席の翔子
ポケットから渡された手紙を取り出す
下手くそにたたまれた紙を広げて読む
《またあそぼうな
たつや》
翔子
「うん!」