きみが死んで何年たつか
そんな事忘れた。
思い出すと腹が立つ…
寂しくってむかつく…
あの笑顔は僕だけが
守っていくって、
あの輝きは僕が包むって
……なんで…
なんで君はあんな大事な
事を秘密にしていたんだ
君が病気って…
君はあんなにも苦しんで
いたのに…
なんで…なんで…?
僕を…
僕を苦しめないため…?
あんなに君は苦しんで
あんなに死の境をさ迷い
結果は…
死んだ
〜 15年前〜
「お兄たん、見て!
蝶々がいゆ!」
「あはは、ほんと、綺麗
だね」
病院の中庭で妹の瀬里奈
と一緒にいる時、僕祐と
遊んでいるときの事だ