「あ!みっきーやあ!
昨日はお疲れー」
「あはは…ありがとう…」
この学校に来てから
同じクラスの猛以外に
話すことはなかった光希に
昨日のライブが終わった途端
知り合いが増えた
「…(もう、誰やねん)」
「みっきー友達増えたみたいやな
よかったね」
「…うん、まあ
次って移動やんな」
「うん、一階や
慶太、行くで
起きてーや」
「…ん」
「猛、面倒見いいなあ
置いてけばいいのに」
「わ、波音か」
廊下から波音が顔を出した
慶太郎はまだ眠そうに
顔をあげた
「次、うちも授業同じやから
一緒に行こー
けいた、はよせな置いてくで
みっきー行こうっ♪」
3人が廊下にでると
いつものあの二人がいた
「…(またあいつらや)」
「タケ、昨日はお疲れ★」
「おっみっちゃん
昨日は来てくれてありがとう」
美咲と彩夏がいつものあの調子で
近寄ってきた
「もうー!けぇちゃん
起きてる?」
「…うん」
「昨日ほんまかっこよかった!
けぇちゃんもタケも
はーちゃんも!
うちほんま惚れたしー★」
「…(もとから惚れてるくせに
てか、また無視)」
少しして
光希の足にまた
あの激痛がはしった