光「あんたはどうすんの?」
慶太郎に光希は助けを求めた
慶「…どうするって
言ってもなあ…」
黙りこむ二人に
全員の視線が集まる
翼・波「は〜や〜く〜!」
慶「はあ…しゃあない
俺、翼くんの方につくから
拓朗くんの方に行って。
これで4対5
ちょうどええやろ」
光「でも…」
慶「大丈夫
そのうち終わるって」
慶太郎は優しく微笑み
光希の肩を叩いて
秋奈の隣へ向かった
翼「よし、これでええな
勝負や」
拓「絶対負けへん」
―\r
聖「で、どうするん?」
翌日拓朗バンドのメンバーは
拓朗の部屋に集まっていた
美「曲…何するん?」
猛「ボーンとサックス
ベースとピアノ…
で、ボーカル
どうやんの?」
拓「…曲は…
俺がつくる」
聖美猛「はあ!?」
拓「俺がかくよ
俺のせいで皆巻き込んだんやし…」
聖「なんやねん、
らしくないなあ」
美「やるからには頑張ろう
中途半端な曲は聞かせられへん」
猛「うん、でも本当に
曲かけんの?
いつもは翼が書いて
編曲はせいちゃんやけど…」
拓「…絶対かいたる
聖二、手伝ってくれへん?」
聖「ええよ
手伝うわ」
美「じゃあ頑張ろう!!」