きゃ〜〜〜カッコいぃ〜〜〜♪♪♪
女の子達の声援。
私は嘉奈と見に来た
他にもクラスの子や下級生の女の子達も来ているようだ。
【やっぱ龍之介君たちのバンドは人気あるねぇ】
【そうだね…すごい女の子】私と嘉奈は龍之介たちの人気ぶりに圧倒された。
しばらくするとライブが始まった。
いつもと違う龍之介。それはどう見ても 違う世界の龍之介だった。 いつも以上に私は龍之介を届かない存在と実感した。
ライブのクライマックス
ラストの曲を前に龍之介たちのグループからあいさつ。
【みんな来てくれてありがとう】
その一言だけでも女の子たちがキャーキャーさわいだ。
【みんなに報告があります】その言葉で さわいでいた会場がどよめいた。
【俺には…好きな子がいる。でも俺はその気持ちを彼女に伝えていない。この場を借りて気持ちを伝えます】
その言葉で女の子からは
誰誰?という言葉が聞こえた
龍之介の言葉ゎ私を谷底へ落とした。
やっぱり好きな人ぐらいいるよね…当たり前だよね
涙が流れないぐらい悲しかった