彼女に俺は
―今から会いたい―\r
とメールした
―いいよ!珍しいね?せいやから言ってくるなんて―\r
とすぐメールが来た
彼女の家に全速力で走った
「ごめん…」
最初に出た言葉だった
彼女は困惑したように
顔を強張らせて
「なんのこと?」
と気づかない振りをした
「別れたい…」
彼女は強張った顔を歪めて泣きそうな顔をした
「いきなり…なんで?」
「好きな人が…いる」
「あたし以外にってこと?」
「うん…」
彼女は怒らなかった
いっそ沢山怒ってくれたらよかった
馬鹿
なんで
ふざけないで
だいっきらい
もおあたしの前に現れないで
とかって
俺のこと全否定してくれればよかった
「そっか…付き合うの?」
とそれだけ聞いた
「いや…相手が俺をどお思ってるのかさえ…」
今までみた彼女の笑顔で?番悲しくて
?番綺麗だった
「幸せになりな、あたしもなる」
と言って僕に背を向けて家に入っていった
ごめん
ありがとう
続きます