夢を見た。
君がいなくなった。
どうしようもなく怖くなった。
酷く不安になった。
自分をぎゅっと抱きしめてみても、ただの慰めにしかすぎなくて。
ただ身を固めて震えていた。
不意にふるえが止まった。
顔を上げるとそこには君がいた。
優しく暖かい笑顔があった。
不安と恐怖がなくなったと同時に、力が抜けてゆっくり瞳を閉じると。
今度は、君が笑う夢を見た。
夢を見た
(良くも悪くも夢は夢)
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