2年が過ぎた頃
ワタシは相も変わらずお水で
彼も環境の変化はなかった。
ワタシが仕事を終えて帰ると
部屋の灯りがついたまま
うたた寝する彼がいた。
布団をかけようとした、そのトキ
打ちかけのメールを見てしまった。
“気になるんだ
初めて会ったトキから
そういう存在になってた”
相手はワタシの後輩。
ショックというより
ワタシの中でスゴク大切で信頼していた、ワタシが何より守りたかった何かを
一瞬で壊された瞬間だった…。
神様って居ないのですか…
ワタシが泣けば許してくれますか
消してくれますか
何を責めれば
想い……守れますか。
もうダメ
もう、
もう、
ワタシのコト許してください。
布団を落として
ただ立ちすくむワタシに
彼が気づいて目を覚ました。