ラフター〜お話バージョン 3(完)〜

東雲  2009-10-25投稿
閲覧数[265] 良い投票[0] 悪い投票[0]

その時、女の子が笑った。

「クスクス…ははは…アハハ!!」

女の子は今までにない最高の笑顔で笑った。
ピエロはその女の子の笑顔に見とれてしまった。

なんて綺麗な笑顔なんだ。

ああ…オレはこの笑顔のために生きてきたのかもしれない。

「そ、そんなに面白かったかい?」
ピエロは女の子に聞いた。

「あなたの赤くて丸い鼻がおかしくておかしくて…」
女の子は答えた。今までで一番楽しくて、おかしくて、嬉しい気持ちだった。

アハハ!笑みがどう我慢してもでてきちゃう。

ああ…これが「笑う」ということなのね。

ピエロは今度は嬉しくなってまた泣いてしまった。
見かねて女の子は言う。

「じゃあ今度はあなたが笑う番ね!」



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 東雲 」さんの小説

もっと見る

ノンジャンルの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ