翼「みやー!!悪いっ!
教科書貸してくれ!」
教室のドアが勢いよく開き
翼が叫ぶ
「みやーまた弟きたで」
教室にいた女子が
美弥に声をかける
翼「何で弟やねん!」
「どう見ても翼は美弥の弟やん」
翼「うるさいな!俺らは親友!
幼き頃からの親友やっ!
な!みや!俺達は心の親ゆ…
いたっ」
教科書で美弥は翼の頭を叩いた
美「何が心の親友や!アホ!」
翼「うるさいなあー!
いいから貸せ」
美「何で命令やねん!
貸さんわ!」
もう一度教科書で
翼を叩いた
翼「ごーめーんっ!
貸してください!
美弥姉さま」
美「いつになったら
ちゃんと教科書持ってくるんや、
ほんまに…
そっちはうまくいってんの?」
翼「何が?…ああ明日のか」
翼はいつもと変わらない様子で
答えた
美「余裕やなあ
そもそもあんたらのせいやん」
翼「まあ気にすんな!」
美「なんも気にしてへん
たくとは会話してへんの?」
翼「男の勝負や」
美「いや、意味わからん
ただ意地はってるだけやん
ガキやなあ」
翼「うるさい!」