「俺達は、世界連合より
任務を与えられたアルゴー船の
船員なんだ。」
ルカは自分を落ち着かせようと
必死になりながら答えた。
「世界連合?…アルゴー船?」
「そう。アルゴー船の船員、
つまり…平和のために
選ばれた戦士なんだ。
今は…仲間を集めてて…
サニー村のレンという
少女を探してる。」
「レン?レンは私よ」
レンは変わらず疑いの目を
向けたまま答えた。
ロランの目が見開かれた。
「あなたがっ?!」
「本当に?なら良かった。
君に用がある。
とりあえず
危害を加えるつもりはないんだ。
その…戦闘体勢を
解いてくれない?」
レンはやはり
疑いの目を向けていたが
静かに姿勢を戻すルシーを見て
緊張を解いた。
その様子にルカとロランは
ほっとした。
「で、何」
「はっきり言う!
俺らの仲間になってほしい!」
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