窓の外には…(5)

フロル  2009-10-26投稿
閲覧数[833] 良い投票[0] 悪い投票[0]

私は急に怖くなってきて、誰も居ない道を小走りで家に帰った。

「はぁ〜疲れた…」
ベッドでダラァ〜っとしていると、ある言葉を思い出した。
〔……幽霊……〕
あの窓にはまだ手形が残っている。…子供の手形が…
てことは子供の幽霊って事? 何で?いつから?ずっと前から?どうして?…判らない…

しばらく考えていると…

「…イ…レ…テ…」
何処からか声が聴こえる…
「…イ…レ…テ…」

「…イ…レ…テ…」

「…イ…レ…テ…」

『入れて』?

バン…ッバン!!

ビクッ…
またアノ音がする…

バン!!バン!!
「イレ…テ!」

バン!!バン!!

「やめてよ…」

バン!!バン!!バン!!

「いい加減にして!!もうやめてよ!!」
――…
音も声も聴こえなくなった。
「何なのよ…」
私はただそう言う事しか出来なかった…

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 フロル 」さんの小説

もっと見る

ホラーの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ