“大切にするよ!
スキなキモチは変わらないよ!
だから何処へも行くな…行かないでくれ……もう…誰かが死ぬのが嫌なんだよ。怖いんだよ。
悪かったよ、メールも。
信じてほしいなんて言わないから、死ぬのはやめてくれ。
あのコと連絡とらない、約束する。”
“それと、別れるトキは
分骨してくれ。”
二人で泣いてた。
彼の涙を初めて見た。
どうしていいかなんて
わからなかった。
この先を占うモノがあるなら
勝手に誰かがこっちなんて
示したならば
言われた方へ行ってしまいそうなほど
二人にはひとつも考える余地はなかった。