いつもの場所で?

YOSI  2009-10-27投稿
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原案 TETSU
構成 YOSI

「今年の大晦日どーすんだ?」
もう十数年の付き合いになる、義人から、毎年のように聞かれる。
「まあ、俺はなんとでもなるよ。お前と、剛夫は、いつものごとく遅くなんだろ?」
「ああ、毎年、終わるのは9時だよ」
義人のいつものセリフだ。
俺の名前は、哲彦
つい最近まで、結婚を考えていた女性がいたのだが…
俺達3人は、大学時代に知り合った。
それぞれに彼女がいたが、いろいろあって、ほとんど女っ気がなく、会うたびにボーリングばかりしていた。
たまに休みを取って、旅行に行っても、関東近郊で旅先でもボーリング三昧だった…そう3年前までは。
〜3年前〜
夏休みを取り終えた哲彦は、義人と剛夫と久しぶりに食事をしていた。
「哲ちゃん、京都はどうだった?」
「あまり…彼女とも別れてよ〜会社の同僚と行ったからなあ…夜も出歩いてね〜よ」
「俺は、九州の方に行って来たよ。一人旅でさ。初めてかなあ、いわゆる1セット6000円くらいの、お姉様と飲む的な店?まあ、楽しかっよ。話出来て」
義人は、どちらかと言うと、俺や剛夫の提案に乗る方だ。
その義人が、「なあ、どうだろ。俺達そろそろ、40近いし、旅の仕方も、将来的なことも、全国的に広げてみる時かもよ?まあ、周りの人に比べてると遅いけどね」
すると剛夫は、「まあ、俺達は、どっちかってゆうと無縁だったからなあ。経験はしてみたいけどね。でも、金銭的になあ」と、ため息をついた。
俺達、3人は仕事もバラバラだが、収入も休みの取り方もバラバラだ。
義人は、比較的融通が聞くが、剛夫は出来て年一回だ。
俺は、決心した。
もっと、広い意味で、出会いがしたい…きっと、その流れで、新たな友人や女性に出会ってみたいと…
「なあ、今後も行くのか?」
「もち。また来るよって行ったし。まあ、向こうも商売だし、俺もサービス業だから、話してて楽しかったよ。お互いの苦労話とかさ。なかなか綺麗な人だったし」
「今度は、俺も行くよ。いいだろ?だめか?」
「全然。じゃあ、そうするか」
剛夫は、賛同しなかったが、こうして俺は、ある女性と出会うことになった



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