変わり果てた姿の
ﾜﾀｼの第一子…
死産……
戸籍にも載るｺﾄのなかった
ﾜﾀｼの息子
お骨になった孫を
亡くなった両親は受け入れてくれてるだろうか？
分骨？
まぁ父親はｱﾅﾀ。
半分の権利、どうぞ。
もう、争いたくもない。
けど…けどね、ﾜﾀｼ乗り越えたつもりだった
信頼していたから
ﾎﾝﾄに二人は
空気みたいな存在
そう思えてたから。
権利とか
どっちが悪いとか
ｽｷとか
そういう誓約みたいな何か
越えてもっと向こう側
ﾜﾀｼは見てたから。
中途半端なら
ﾋﾄﾘでいい。
ｼｱﾜｾにならなきゃ
お互い苦しいままぢゃない？
そりゃ、子供のｺﾄは
傷ついた。
でも、感謝もしてる。
ﾋﾄはﾋﾄﾘぢゃないｺﾄ知ったし。
お互い背負った罪の重さ
わかっていればいい。
ﾜﾀｼは彼に出会えて
ﾎﾝﾄに良かったｺﾉｷﾓﾁだけが
真実。
彼がそうでなく違うﾋﾄがいいなら、受け入れる。
正直に接してくれたらいい。
……そんなｺﾄをｱﾀﾏに巡らせながら、包丁を置いた。
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