ボクは、無事に１学期を終え、バアちゃんの家がある近くの駅に行き着いた。バアちゃんの家には、何回か来ているからすんなり来れた。バアちゃんの家は、駅から、近いから歩いてきたのだ。夏だから、かなり暑かったけど先生に持たせてもらった、氷たっぷりのお茶を飲み飲み、景色を楽しみながら、歩いた。バアちゃんの住んでいる所は、自然がいっぱいで、ホントに空気の綺麗な所だ。けど、ボクの心にぽっかり空いた大きな大きな穴は、せっかくの綺麗な空気を通りぬけさせた。
ボクは、ちょっとだけ泣いた。泣いても、やっぱり穴は小さくならなかった。逆にまた大きくなってしまった。
もうすぐ、バアちゃんの家に着く。それだけが、ボクの心の支えだった。バアちゃんの家が見える小高い丘でボクは立ち止まった。先生の冷たいお茶を一口飲んで、大きく深呼吸をした。相変わらず、綺麗な空気は通りぬけてしまうけど、なんとなく泣きやまなきゃいけない気がした。この綺麗な大自然がボクを励ましてくれたのかもしれない。
ボクは、丘を駆け降りた。そして、ついにバアちゃんの家にたどり着いた。
ボクがバアちゃんの家に着いたとき、そこにはお客さんが来ていた。
ボクは、その人を恐いと思った。続
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